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【40代初心者からできる読書】「売上を、減らそう」(中村朱美著)がオススメの理由とは。
本屋にてこのフレーズを見て、気がついたら購入していました。
辿り着いたのは終わりのない「業績至上主義」からの開放だった。
結論
結論:「これ以上売らない」「これ以上働かない」という売上至上主義からの脱却
佰食屋とは
佰食屋とは
京都市右京区にある国産牛ステーキ専門店である 詳細はHP「https://www.100shokuya.com/」
佰食屋のすごいところ
- ランチのみ
- 1日100食限定
- 営業時間は3時間半
- 従業員の給料は百貨店並み
- 早く売り切れば早く帰れる

ここで当然疑問が出てきます。一体どのように経営をされているんでしょうか。
経営はどうしている?
100食限定は儲かるのか。
税理士に呆れられる人件費
皆さんはFLコストって聞いたことありますか?
- FLコスト=食材原価+人件費
- FLコスト比率(%)=(食材原価+人件費)÷売上×100
一般的にFLコスト比率が55%以下なら優良店、65%を超えると危険水域となり、60%未満に抑えるのが重要な経営戦略と言われています。
佰食屋のFLコスト率
佰食屋はなんと80%(食品の原価率50%+人件費30%)
ポイント
- 1日100食限定で光熱費と食材費を安定的に仕入れている
- 広告費がゼロだから
- 家賃を低く抑えているから
経営者中村さんご夫婦の考えとは
「従業員が働きやすい会社」と「会社として成り立つ経営」の両立
中村さんのすごいところ①
会社を大きくすることをやめたこと

100食限定がもたらした5つのメリット
5つのメリット
- 早く帰ることができる
- フードロスほぼゼロ化
- 経営が究極に簡単になる
- どんな人も即戦力になる
- 売上至上主義からの開放
早く帰ることができる
キーワード
- 退社時刻は17時台
- 早く帰れることがお金と同じくらいのインセンティブ
- 自分が幸せかどうか決めるは自己決定権
早く帰れることがお金と同じくらいのインセンティブ
まだ空が明るいうちに仕事を終えるのがどんなに嬉しいことか。そしてどんなに難しいことか。
これはかなり大きなインセンティブです。仕事に対するモチベーションがかなり上がります。
フードロスほぼゼロ化
キーワード
- 電話予約を受け付けていなく整理券にて販売
- 冷凍庫がない
- 労働時間削減
経営が究極に簡単になる
キーワード
- 圧倒的な商品力
- 商品開発
どんな人も即戦力になる
キーワード
- 求人は基本的にハローワーク
- 採用基準は今いる人と合う人
面接はどんな風に働きたいか。どんな風に働きたいのかなど1時間程度行うそう。
結果として、採用した従業員は話すことが、ちょっと苦手で、ちょっと不器用で、そんな愛すべき人ばかりです。
売上至上主義からの開放
キーワード
- よりやさしい働き方へ
もっと売上を上げなければというマインドから開放され、もっと楽しく働けるよう、お客様に喜んでもらうためにできることを取り組んでほしいとの思いがあるよう。
書評まとめ
中村さんの座右の銘は「敵は己の中であり」
自分が一番強いラスボスであり、人と比べることはなく己の信じている道を突き進んでいくことが十分に伝わってくる本でもありました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
みなさんこんにちは。今回は第2回売上を、減らそうをご紹介致します。