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著者 南谷真鈴さんとは
南谷真鈴さんとは本屋で初めて出会いました。
1996年神奈川県川崎市生まれ。2014年12月より、アコンカグア(南米大陸最高峰)、キリマンジャロ(アフリカ大陸最高峰)、ビンソン・マシフ(南極大陸最高峰)、カルステンツ・ピラミッド(オセアニア最高峰)、エルブルース(ヨーロッパ大陸最高峰)などを制覇。2016年5月、日本人最年少の19歳5カ月でエベレスト(アジア大陸最高峰)登頂、同年7月、デナリ(北米大陸最高峰)に登頂し、日本人最年少の世界七大陸最高峰登頂者となった。
本書より引用
ものすごい経歴の方ですね。
第1章 探検家グランドスラムという新しい挑戦
結論
- 「やる」と決めたら動く
- たとえ何歳でもいつかと思っていたら、チャンスはなかなか来ない
第1章ではグランドスラム登頂の体験について描かれています。
世界7大陸最高峰とは
まず世界7大陸最高峰はエベレストくらいしかわからない。聞いたこともない。恥ずかしい。
そのようなことから僕の読書は始まりました。
- エベレスト(アジア大陸最高峰)8,848m
- アコンカグア(南米大陸最高峰)6,962m
- デナリ(北米大陸最高峰)6,190m
- キリマンジャロ(アフリカ大陸最高峰)5,895m
- エルブルース(ヨーロッパ大陸最高峰)5,642m
- ヴィンソン・マシフ(南極大陸最高峰)4,892m
- カルステンツ・ピラミッド(オセアニア大陸最高峰)4,884m
※エルブルースではなくモンブラン、カルステンツ・ピラミッドではなくコジオスコを世界7大陸最高峰とする場合もある
2015年1月のアコンカグア登頂からスタートし、2016年6月のデナリ登頂まで
世界7代大陸最高峰を1年半かけて全制覇した話。
ホント驚きしかありませんね。
第2章 自分の存在意識を見つけるために
結論
もっとできるという言葉は魔法の言葉。自分の知らない可能性を引き出してくれる言葉。
第2章は彼女の幼少期が描かれています。
父親が貿易関係の仕事をしていたため、山との出会いは13歳香港。
山が自分の心を見つめる最適なツールだと実感する。山に魅了されたのだ。
と同時に両親が離婚し家族が崩壊。この時にエベレストに登頂しようと決めた。
グローバルな幼少期を経て彼女の山に対する思いは一層強くなったのです。
自由をめぐる冒険の始まり
結論
- 自分で決め、自分で計画し、自分の力で実行するのは、大人になるためのレッスン
- 夢の邪魔をするのは自分の弱さだけ
第3章はエベレスト登頂までも道のりが描かれいます。
自分の人生なのだから誰かに命じられたり、何かに振り回されたりして行きたくない。
自分の人生を自分でコントロールしたい。
という思いからエベレスト登頂のスポンサー探しや自分の強さに彼女が気付きます。
エベレスト登頂という試練
- 必要なのはここ一番のやるぞという気力。何があってもあきらめない理由は自分の中にしかない。
第3章では実際のエベレスト登頂体験について描かれています。
エベレストでは、ベースキャンプからC1、C1からC2と順調に進んでいく中で事件が起きます。
南谷さんは案内人であるシェルパに襲われそうになるのです。

シェルパとはネパールの少数民族のひとつで人口は15万4622人。ネパール総人口約2950万人(2008年)の0.5%を占め、ヒマラヤの案内人と呼ばれているそうです。
彼女は命を預けて信頼すべき人なのに裏切られ失望してしまいます。
そのような中でも周りのサポートを受けながら無事にエベレスト登頂を達成します。
死が教えてくれた「生きること」
- 自分の命も他人の命も同じように尊い命。それを知れば争いごとは自然に消えていく
第4章で彼女の死について様々な体験や思いが描かれています。
初めて遺体を目にした体験。阿弥陀岳での滑落事故。デナリでの大嵐。
死とは常に隣り合わせの世界。
死んでしまったらしまったら何もできないけれど、生きてさえいれば可能性にあふれている。あらゆるチャンスがいっぱいあるし、それを逃さず行動することもできる。
本文より引用
ここで世界7大陸最高峰に立った瞬間について彼女は語っています。
熱意と行動力があれば叶わない夢はない
- 自分が本当に何をやりたいかはいろいろとやってみないとわからない
- 心のコンパスが向いたらやってみること
- あきらめることさえしなければどこまでもいける
- 弱さも強さも自分の一部
第6章ここではこの本の真髄が描かれています。
調べて工夫してベストを見つける。ライバルは自分自身だけ。
いいフレーズですね。
彼女は食に対して調べてサプリで補うようにしたそう。
今の自分の体験に非常に重なります。
このWordpress のブログも自分で調べて作成しています。
まとめ
僕より一回り以上若い南谷さんですが、恐るべき知性、気力、体力の持ち主。
教わるべき点、元気や勇気をいただく点がたくさんありました。
心のコンパスが向いたら何にでも挑戦します。
人生は一度きりで誰のものでもないのですから。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
皆さんこんにちは。本日は第3回「自分を超え続ける」熱意と行動力があれば、叶わない夢はないと紹介致します。