【40代初心者からできる読書】「ライオンのおやつ」(小川糸著)がオススメの理由とは。

皆さんのこんにちは。

今回は第5回「ライオンのおやつ」を紹介したいと思います。

【40代初心者からできる読書】「ライオンのおやつ」(小川糸著)がオススメの理由とは。

小川糸(おがわいと)

1973年生まれ。2008年『食堂かたつむり』でデビュー。以降数多くの作品が様々な国で出版されている。『食堂かたつむり』は、2010年に映画化され、2011年にイタリアのバンカレッラ賞、2013年にフランスのウジェニー・ブラジエ賞を受賞。2012年には『つるかめ助産院』が、2017年には『ツバキ文具店』がNHKでテレビドラマ化され、『ツバキ文具店』と『キラキラ共和国』は「本屋大賞」にノミネートされた。その他著書に『喋々喃々』『ファミリーツリー』『リボン』『ミ・ト・ン』など。

食堂かたつむりや鎌倉を舞台とした作品であるツバキ文具店などが有名な方です。

「糸通信」 https://ogawa-ito.com/

ご自身でも可愛いサイトを運営されています。

本の経歴

  • 2019年10月7日 第1刷発行
  • 2020年本屋大賞ノミネート第2位
  • 2021年6月27日(日)スタート BSプレミアム・BS4K 毎週日曜 夜10時~<49分・全8回>

この本をオススメしたい人

  • 今泣きたい気分
  • 心があたたまりたい気分
  • 死に対して漠然とした恐れや不安を抱いている

このような方にオススメしたいと思います。

ライオンのおやつとは

主な登場人物

(主人公)海野雫

医師からステージ4の末期癌を宣告され、ホスピスで余生を送る主人公。33歳。

  • マドンナ:ホスピス「ライオンの家」の代表。看護師。
  • 狩野姉妹:姉のシマと妹の舞。「ライオンの家」の調理担当。
  • 田陽地:タヒチ君。 島に移住してワイン作りを行う若者。
  • 六花:ライオンの家にいる犬。主人公になついている。

あらすじ・内容

生きていれば、いつか必ず訪れること。それまでは、いとおしい日々を味わいたい。

余命を告げられた雫は、残りの人生を瀬戸内の島のホスピスで過ごすことに決めた。そこでは毎週日曜日、入居者がもう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる「おやつの時間」があった。

端的に説明すると、30代女性が末期癌を宣告され亡くなるまでの1ヶ月を描いたストーリー。

想像しただけで泣けてしまうも多いのではないでしょうか。

クリスマスの日

主人公の海野雫はクリスマスの日に瀬戸内にあるホスピス「ライオンの家」に入所するところから始まる。

出迎えてくれたのはおさげの7割が白髪の看護師マドンナ。そして入居するみんなと出会う。

その中の自己紹介でもくすっと笑ってしまう場面も。

そこでライオンの家のルールが知らされる。

毎週日曜日午後3時からお茶会が開かれます。前回は皆さんで芋羊羹をいただきました。ゲストのみなさんは、もう一度思い出のおやつをリクエストすることができます。

ここで題名と初めて繋がりました。

もう一つのルールはできることも時間も限られていることから「自由に時間を過ごすこと」

タヒチくんと出会う

ワイン農家のタヒチくんとの運命的な出会い。

ここで雫はタヒチくんにあるお願いをします。

私が死んだらさ、ここにきて、空に向かって手を降ってもらいたいの。その時は、六花も一緒に連れてきてほしいんだ。私も頑張って手を振るように努力するから。

タヒチくんは亡くなって3日目の夕方にきちんと約束を守ります。

住人の死

ここで同居人であるマスター、タケオさんの死に雫は立ち会います。

マドンナは雫にこのように伝えます。

ひとつは体の痛み。もうひとつは心の痛み。そして両方取り除かなければ幸せな最後は訪れないのだと

夜間セデーション

この頃から徐々に生活が病気の進行に伴い生活が変わってきます。

モルヒネの影響か現実と夢が混在してくるようになるのです。

マドンナは雫に次のことを伝えます。

私ね、死って、最大級のオーガズムみたいなもんじゃないかと、期待しているんですよね。

そしてついに海野雫は死を迎えます。

最後に

人生の最後に食べたいおやつはなんですか

マドンナはこのように言っています。

おやつは体には必要のないものかもしれませんが、おやつがあることで人生が豊かになることは事実です。おやつは心の栄養、人生へのご褒美だと思っています。

自分が医師から余命宣告を受けたら一体どのように過ごすのだろう。

残された妻や子供は一体どのようになるのだろう。

穏やかに過ごすことができるのだろうか。

この本はフィックションではありますが、どこか現実味のあるストーリーに思えました。

もしかしてこのようにありたいと願う心がそうさせるのかもしれませんね。

ところで作品の中に登場してくる料理やおやつが本当に美味しそうに描かれています。

豆花(台湾菓子)、小豆粥、百合根粥、カヌレ、3種類のおやき、バナナ粥、乳粥など。

人生というものは、つくづく一本のろうそくに似ていると思います。

生きることは誰かの光になること。

誰かの照らす光になれるような人生を送りたいものですね。

自分の人生が悔いの残らないように。

本日もご覧いただきありがとうございました。